-
【照明ケーススタディ】照明屋はハードとソフトを同時に考える その②
1つの公演における照明の思考過程を追うシリーズの第2回目。今回は図面が完成してから、京都公演を終えるまでのお話です。 前回:【照明ケーススタディ】照明屋はハードとソフトを同時に考える その① 【仕込みに向けた準備】前回、ようやく図面の完成まで... -
【照明ケーススタディ】照明屋はハードとソフトを同時に考える その①
1つの公演における照明スタッフの思考過程を記録することはなかなか困難ですが、うまく成功すれば、照明に馴染みのない人に「こんな仕事です」と紹介する資料になり得るでしょう。 今回は、4年ほど前に参加したジャグリング3団体合同公演の記録から、照明... -
「ピンスポ」という用語の混乱について
照明スタッフさんには「ピンスポ」って言っておけば何となく通じているけど、その呼び方でいいんだっけ?と思ったことはないでしょうか。 一方、照明スタッフさんは、初心者が何でもかんでもピンスポと言うので「違うんだけどなあ」と思いながら、意図を汲... -
松村電機 FLP(弾丸) 500Wフレネルレンズスポットライト
【機種名】FLP 【メーカー】松村電機【製造年代】1970年代~90年前後? 【レンズ径】6インチ (フィルター枠も6インチ用) 【適合電球】専用電球 (P28s口金)【電球の例】GRP100V500WB 【光学性能】 ※カタログスペック 【コメント】 丸茂電機のFP (弾丸... -
松村電機 絵夢LIGHT 650Wプロファイルスポットライト
【機種名】絵夢LIGHT 【メーカー】松村電機【製造年代】1990年前後 【レンズ径】6インチ相当 (フィルター枠は6インチ用) 【ゴボサイズ】外径57mm×57mm パターン径φ40mm 【適合電球】650Wハロゲン電球/GYX9.5口金/LCL=37mm LCLとは?【電球の例】JCD100V65... -
オートトランス式調光器の操作方法
オートトランス (単巻変圧器) 方式の調光ユニットは、1930年代~1960年代前半に主流だった旧世代の調光方式で、現在はほとんど絶滅しています。 調光の原理や現代のサイリスタ方式の調光器との違いは、各種文献を読めば理解できますが、オペの様子は... -
サスバトンみたいに昇降するダクトレールについて
こちらの記事で舞台照明における裏技的な使い方を紹介したダクトレール。このダクトレール、通常は天井に直接固定されているか、ボルトやパイプで空中に固定されています。ところが、劇場のサスバトンよろしく昇降する仕様になっている、ダクトレールの亜... -
【照明ケーススタディ】引掛シーリングに舞台照明を吊る
先日ダクトレールについての記事を書きましたが、もっと身近な天井照明設備として「引っ掛けシーリング」というのがあります。おそらくほとんどのご家庭でシーリングライトの取り付けに使われている、下の写真のようなコンセントです。 これもダクトレール... -
片切スイッチの二次側を奪って調光する夢を見た
本来は照明ケーススタディの一種かもしれませんが、ちょっと人におすすめできるような話題ではないので、雑談カテゴリで紹介します。あくまで「夢を見た」話であり、理論上こういうことができますよという紹介ですので、あまり真に受けないようにしてくだ... -
【照明ケーススタディ】ダクトレールに吊るけど、電源は取らない
ダクトレール (配線ダクト、ライティングレール) とは「照明器具を吊ることのできるレール状のコンセント」であり、美術館やおしゃれなカフェで多く見ることができます。 このダクトレールは当然、【器具の吊り下げをし、かつレールに吊った照明器具に給電...