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【機材レビュー】16ch調光卓 DMX-8C

今回の機材紹介は初となる調光卓の紹介。
いわゆる安物調光卓ばかりですが、良いところもたくさんあるので、ちょっと安物語り(?)にお付き合いください。
調光卓はどんな項目でレビューしましょうか…
【機種名】
【メーカー】
【チャンネル数】
【パッチの可否】
【シーン登録の可否】
辺りでしょうか。
「パッチやシーン登録の煩雑さ」などのインターフェース面の評価のことも話さないとなぁ、と思ってはいますが、主観的な評価が中心なので、コメントでいいかなとか…
何かアイデアがあればコメントいただけたら幸いです。
とりあえず今回の調光卓、
STAGE EVOLUTION DMX-8C】です。
IMG_0466a.jpg


懐かしいなぁ、私が大学に入学して初めて触った調光卓です。で、その時の写真です。
当時の私は高校で演劇部だった頃に触ったような、体育館のショボいアナログ(信号)調光卓か、公共ホールの3段プリセット卓しか知らなかった(一応サウンドハウスとかを見てはいましたが、DMX機器ってどうやって使うんだろうなぁって、そんなレベル)ので、結構新鮮に感じたんですよ。
そんな話はどうでもいいですね。
【機種名】DMX-8C
【メーカー】STAGE EVOLUTION
【チャンネル数】16ch (8ch調光 + 8chON/OFF)
【パッチ機能】○(DMXアドレス96まで)
【シーン登録】△(チェイスステップとして。クロスフェーダーで順めくり可能)
【コメント】
小さい割には高機能だと思います。
安い・小さい調光卓の購入を検討されている方、SDC-6(ELATION)を買うくらいならこっちにするべきです。
フェーダーの下に楕円形のフラッシュボタン、その下に四角いラッチボタン(CH9-16。ON/OFFスイッチ。だが、ON時の出力レベルを設定可能)、その下にラッチボタン(CH9-16)に対応するフラッシュボタンがあります。
ラッチボタンはいろいろ便利です。LED灯体の明るさチャンネルが要らないなあという時ここに逃がしたりとかも。
パッチはDMX96chまで。この規模の卓なら512ch出来なくても十分立派かなと。
シーンセッターと違って、パッチモードに入る方法が分かりやすいのも魅力です。「PATCH」と書いてあるボタンを長押しするだけ。
シーン登録は一応できますが、フェーダーをサブマスター(シーンフェーダー)として使えるわけではなく、マスターフェーダー兼A/Bクロスフェーダーによる順送りのみです。
上の写真を見ると、マスターフェーダーの右に「A」「B」と書いてあるのが分かると思います。順送りモードの時は、マスターを下げると次のシーンへ、上げると更に次のシーンへ、また下げると… という風に使います。
でも順送りモードは使ったことがないです。
正直、シーン登録が必要ならシーンセッターを使った方がいいので…
それに、フェーダー8個しかないんだから、大抵自力で手動操作できるだろって話です。
小さいので、劇団のクリスマスパーティーでも大活躍。
写真に炊飯器が写っているのは宴会だからです(料理持ち寄りと言われたので、炊いた米を持って行ったのです)
121222_1917~02
調光ユニットDP-415と一緒に。
STAGE EVOLUTION ( ステージエボリューション ) / DMX8C

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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