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投光器のクランプで灯体を吊る

先日、急に灯体を追加しようと思ったら、残っている灯体はダボの付いていないものばかりだったので、急遽ホームセンターに行って投光器用のクランプを買ってきて吊ってみました。

toukouki_clamp_tsuri

 

結論、まあこれくらいの重さの灯体なら安全に吊れそうだな、という感じです。



舞台照明用のクランプに比べて圧倒的に吊りにくいですので、全くオススメはしません。
あと、きちんと締め込むまでずり落ちそうでちょっと怖いです。グッと締め込んでしまえば問題ないです。

 

この写真の灯体は American DJ / SABER SPOT RGBW という重さ1.2kgの灯体です。
元々この手のクランプが想定しているのは、中華系にありがちなこういうタイプ(↓)のLED投光器ですので、1kgちょっとのモノを吊ることは想定されていると思います。

LED_toukouki_50W
と言って、耐荷重が明示されていないものが多いので、おそるおそる試す感じにはなりますが……

 

ちなみにクランプは長輝LITETECという会社のOP-06というものです。

chouki_litetec_clamp
舞台人が好みそうな、ほんのり灰色がかったマットブラックも良い感じです。
これに限らずですが、クランプの灯体側ネジ径が細めのものが多いので、17mmダボ前提の灯体だと穴が大きすぎてゆるゆるになってしまうかもしれません。

 

 

ところで、このクランプは舞台照明用のハンガーと違って、板状のものに取り付けることができます。
これを悪用(?)して、こういうこともできます。

上の写真は大学の頃に「お遊び」で平凸レンズの灯体を本棚に固定してみた図です。
実際に点灯させたりはしていません。

 

白熱電球のレンズスポットなので、実際に現場で使う場合は、重量と熱の観点から安全性に問題のある状況になると思います。
軽めのLED灯体に留めておいた方がよろしいかと。

 

とは言え、板状のものに挟めるということは、大学の大講義室によくある固定机に灯体を取り付けられるかもしれませんね。
そうなれば、非劇場空間での照明演出の幅が広がりそうです。

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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