台湾のLite-Puter社が出している調光卓に関して。
Lite-Puterは調光ユニットはまあまあ良い性能だし、DX-402Aなどの便利な調光機器を作ったりしているので、
なかなかすごいなあと思うのですが、
(↑DX-402A。フェーダー付きの調光ユニット。サブ卓として、小規模会場用として、使い方いろいろ。)
正直、Lite-Puterの調光卓の使い勝手は微妙だなあと思っています。
でも、使い勝手よりも深刻な問題がありまして、
全然違うコンセプトで作られた全然違う卓なのに、型番が似ていて紛らわしいということ。
というわけで、紛らわしい型番の卓たちを種類分けしてみました。
【対象】
こちらに載っている、以下の機種(現行機種+α)。
・CX-18
・CX-12(→現行:CX-12II)
・CX-3(→現行:CX-3B)
・CX-5
・CX-2
・CX-404/804/1204
・CX-403/803/1203
・JUNIOR
いやはや、メーカー公式サイトの並び順がこれってどうよ。せめて数字の若い方からとかにしろよ。
文句を言ってもしょうがないので分類していきます。
【分類】
目次
(A)一般照明用調光卓
- (a1)初心者向け・簡易調光用…CX-403/803/1203、CX-404/804/1204、CX-2
Lite-Puterにしては使い勝手の良さそうな卓たち。照明初心者でも直感的に分かる単純な作り。
CX-*04シリーズは、CX-*03シリーズの高級バージョン。フェーダー等の質が良いらしい。 - (a2)演劇向け?…CX-12(II)
SmartFade1296みたいな感じで、24本のフェーダーをページ切り替えで96ch扱う。
日本円で7万円くらいするらしいが、チェイスとクロスフェーダーの使い勝手が微妙。うーん…
個別の記事を書きました。正直あまり買わない方がいい卓だとは思います。 - (a3)ノンフェーダー卓風味…CX-3(B)、JUNIOR
本体のフェーダーは実は全部サブマスターで、基本的にはテンキーでチャンネルと明るさを指定する卓。
GAM ACCESSとか、Expressでテンキー入力する時みたいな感じ。
フェーダーは基本的にはサブマスターだが、512chのうち連番の12ch(JUNIORは6ch)を指定して、
シングルフェーダーとしても使える。変わり種。
(B)ミラースキャン/ムービング用卓
- (b1)ムービング卓?…CX-18
使ったことないのでわからないです。最近出たらしく、ハイエンドなところを目指していそうではあるが…
でも今時ムービング卓はAvolites Titan Oneみたいな高性能安価なPC卓もあるしなあ… - (b2)ミラースキャン専用…CX-5
CX-3と見た目が似ているので間違えやすいが、こっちはミラースキャン卓。
この手の簡易ミラースキャン卓の中でも使い勝手が非常に悪い。というか不親切。
だいたいこんな感じで合ってると思います。
CX-3BやJUNIORが512ch操作できるノンフェーダー系?の卓だというのは意外と知られていないのかも。
ご参考までに。
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