最近、Amazonで中国のセラーから激安のLED灯体がたくさん出ています。
こんな感じの。
最近は4in1のものも出てきました。
写真からイメージするよりもかなり灯体サイズが小さかったり、チャンネルを多く食ってしまったりということで、人によってはガッカリしてしまうようですが、こんな値段で買えるものに文句を言うのは野暮です。
しかも、このような小さな灯体は大手がカバーしない領域なので、非劇場空間での公演の多いアマチュアにとっては、ありがたいものですね。
ということで(?)、分解してみました。正確には、知り合いの照明さんが分解していたところにちょうど訪問しました。
めっちゃシンプル!
緑色のプリント基板が、LED点灯に必要な定電流回路です。
(ただ電圧をかけるだけでなく、定電流回路による電流制限必要なところが、LEDと白熱灯の電気的に異なる部分です。白熱灯は、その抵抗値で電流が自動的に決まりますもんね。定電流回路の仕組みはいまだに私も理解してません……)
隣の青色のプリント基板が、裏返っていますが、DMXアドレス設定用の7セグメントの表示画面と、実際に調光を行うトランジスタが載っています。つまりここが、白熱電球で言う調光ユニットに相当する部分です。
トランジスタは、表面実装のゴミ粒のようなサイズです。使うLEDが決め打ちなので、それでよいのでしょう。
↑これは全然LEDとは関係ない画像ですが、ピンセットでつままれているのが表面実装のトランジスタです。(出典: http://www.talkingelectronics.com/projects/Solder%20-%20How%20to/HowToSolder.html)
左に写っている大きめの黒いプリント基板は、LEDの粒が載っています。あまりプリント基板に見えないかもしれませんが。
LEDは、RGB+UVの4in1粒が3粒です。放熱板もくっついています。
続いてこちらがレンズです。このレンズは汎用品で、Aliexpressなどで買えます。このレンズによりビーム角度が変わるので、照射範囲が気に入らなければ、他の角度のレンズを買ってきて付け替えてしまえばよいです。
こんな程度の部品が、小さな筐体に収められて灯体の格好をしているのです。
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