【機材レビュー】6ch調光卓 SDC-6

安さ・安っぽさ・小ささ・単純さの極み。
ELATION SDC-6】です。
sdc-6.jpg

目次

SDC-6 スペック

【機種名】SDC-6
【メーカー】ELATION (※他にも複数メーカーから同様の品が出ているようだ。機種名はいろいろ。)
【チャンネル数】6ch
【パッチ機能】×
【シーン登録】×
【チェイス】×
【特徴】
◎とにかく単純・お手軽
◎9V乾電池で動く
×フェードが粗い
×フラッシュボタンが無い
×ACアダプターを差していると、電池の存在を無視する(停電対策にはならない) ※2013/11/11 01:46追記

コメント

とにかく手軽で安い。安さの分、安っぽい。そんな卓です。
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記事の最初に載せた画像の元の写真は↑これなのですが、その小ささがお分かりいただけるかと思います。

お手軽さの面では、9V角型電池が使える点は評価できるでしょう。
ほかに電池・バッテリーで動く卓はLite-Puterの「JUNIOR」がありますが、JUNIORは1時間ぐらいしかバッテリー持たないよって書いてあるので、あくまで補助的な役割なのでしょう。

SDC-6はどれほど電池が持つのかは試していませんが、連続3~5時間くらいは最低でも持ちそうです。
いずれ試してみようと思います。

一方、いただけない点はフェードの粗さです。
500Wや1kWの白熱球・ハロゲン球なら、フィラメントの反応が鈍いので何とかごまかせますが、パッと点灯する100W以下の白熱電球や、パッと点灯するLED灯体との相性は最悪です。フェードインすると目に見えてカクカクします。

原因として、分解能が256段階より粗いのと、DMX信号を送出する頻度が低いように見えます。同じELATIONのDP-DMX4Bという調光ユニット (DP-415の古いバージョンのようです) に差したところ全然動かなかったので、信号の頻度が少なすぎてDMX信号だと分からなかったのではないかと思っています。

また、フラッシュボタン (フェーダーの下にある、押したら点灯―離したら消灯のボタン) が無いのも良くないポイントです。

白熱球・ハロゲン球の灯体では「カットアウト」と「すごく速いフェードアウト」はほとんど差が無いので良いのですが、特に反応の速いLED灯体では「カットアウト」と「すごく速いフェードアウト」は全然違うので、LED灯体の売りでもある「パッと点いてパッと消える演出」ができません。

以上の理由から、
SDC-6とLED灯体を併せて導入するのはお勧めできません。
安物指向のあなたも、もう数千円出して、せめて卓はDMX-8Cにすることをお勧めします。今ならQLC+などのPC卓を使った方が良いのではないでしょうか (2025/11/15追記)

追記(2013/11/11 01:46)

そういえばもう一つ欠点がありました。
たとえ停電しようがコンセントから抜けようが、本体にACアダプターが差さっている限り、ACアダプターからの電源供給を優先します。
つまり、電池を停電の際の予備電源やUPSとして使う、というようなことはできません。

こんな罠もあったなあ…
Twitterで情報をくださったkazさんありがとうございます。

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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