丸茂電機 ECQ-IIIシリーズ (5C/7C/10C) 1kWエリプソイダルスポットライト

「ソースフォー以前の時代」を象徴する旧型エリスポ。【丸茂電機 ECQ-IIIシリーズ】です。

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ECQ-III スペック

丸茂電機 ECQ-III
メーカー 丸茂電機
型式 ECQ-III-5C, ECQ-III-7C, ECQ-III-10C
別名・通称 7C(ナナシー) など
生産時期 1980年~1990年代
光学系による分類 プロファイルスポットライト>エリスポ
レンズ呼び径 6インチ
レンズ直径d 152mm
レンズ焦点距離f 不明
フィルター枠 □195mm (6インチ用)
ビーム角 不明
フィールド角 不明 (おそらく、ソースフォーの36°/26°/19°程度にそれぞれ対応)
重量 不明
適合電球 GYX9.5口金(LCL=90mm)縦巻きフィラメント
配光特性 不明
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コメント

・そろそろ「ソースフォーやリクリのご先祖様」と説明しないと伝わらない時代
・レンズ清掃が面倒
最尾部ソケット部分の脱落は勘弁してくれ
・同じシリーズにECQ-III-5C、ECQ-III-10Cがあり、ソースフォーやリクリで言うところの「度数」が違う

丸茂電機のエリスポと言えば、リクリ (RIKURI) シリーズ (2002年発売) ですよね。
リクリはソースフォーの影響を強く受けていますが、このECQはそれより前の時代、いかにも純国産のエリスポといった感じです。
ちなみにリクリは型番がECR-で始まっていて、型番的にもECQシリーズの後継なんだろうなと推察できます。

私の(大学生時代の)照明仲間たちには、「エリプソイダルスポット」「プロファイルスポット」等の分類名より先に「ソースフォー」等の商品名で覚えている人たちが結構いて、その場合「ソースフォーのご先祖様」と説明するようにしていました。

2013年の初めくらいまでたまに「重いなあ」と言いながら使っていたのですが、その後、ソースフォーやソースフォーJr. を中古で安く仕入れて運用し始めたので、こいつは電球が切れたのをきっかけに使用休止中になり、のちに手放しました。

こいつが一番輝いた時と言えばこれかなあ。

ECQ-III-7Cを使って月の表現をしているところ

とあるコンサート系のイベントだったのですが、月夜がモチーフのコンサートだったので、こいつ(ECQ)に#43を入れてわざとらしい満月を作っています。でも、せっかくエリスポなのにカッターを全然活かしてないですね。もっと四角く照らす何かに使ってあげたかった。

レンズの分解清掃は面倒です。小さなネジを4本外して、色枠受けの部分を外して、ようやくレンズチューブが出て来ます。ネジを失くさないように注意ですね。

それから、ソースフォーと同じく最尾部に電球のソケットがあるのですが、本体に固定する部分が板バネのようなものとなっており、経年劣化で効かなくなります。
そうすると振動や物がぶつかる等の原因で点灯中にソケットと電球が落下する危険があります。ソケット部分にはバインド線等で補助固定をした方が良いです。

ゴボはいわゆる4×5 (シノゴ) サイズが使えたらしいのですが、私が使っていたのは初期ロットでゴボスロットが無いものでした。

5C/7C/10C の3種類があり、おそらく数字はレンズの焦点距離をインチで表現したものと思われます。数字が大きいほど照射範囲が狭いです。ソースフォーでいうと、36°/26°/19°に対応するような気がしますが、もう少し狭いかもしれません。当時のカタログをお持ちの方、情報提供お待ちしております。

ギャラリー

おまけ

新旧エリスポ対決?

左:ソースフォーJr.36°、右:ECQ-III-7C

うーん、比べるならリクリとか750W系 (大劇場向け) のやつと比べろよと思わないでもないですが。
ソースフォーJr.はITOあたりと比べるべきですかね(笑)

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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