「ソフトアーク」と呼ばれた、カーボンアーク光源を使用した平凸レンズスポットライトです。
KLS型 スペック
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| メーカー | 丸茂電機 |
|---|---|
| 型式 | KLS |
| 別名・通称 | ソフトアーク |
| 生産時期 | 1955年頃~1970年頃 |
| 光学系による分類 | 平凸レンズスポットライト(役割的にはフォロースポットライト) |
| レンズ呼び径 | 8インチ |
| レンズ直径d | 8インチ(カタログ表記ママ) |
| レンズ焦点距離f | 12インチ(カタログ表記ママ) |
| フィルター枠 | □245mm (8インチ用) と思われる |
| ビーム角 | 不明 |
| フィールド角 | 不明 |
| 重量 | 19.1kg |
| 適合電球 | 電球ではなくカーボン棒 |
| 配光特性 | 不明 |
コメント
クセノンランプ (キセノンランプ) や高出力のメタルハライドランプが登場する以前の時代。投光距離が長く、明るさが求められる「フォロー」(人物を追いかける照明)の用途には、カーボンアーク光源が使われていました。
アーク溶接のときに白い光が出るのと同様の仕組みであり、シャープペンシルの芯に直流電源を接続して放電を引き起こす実験をすることもできます。

当然カーボン棒は燃え尽きていくため、放電を起こし続けるために、フォローオペレーターはフォローしながらカーボン棒間の距離を調節するという職人芸を強いられていました。そのため、灯体背面には4つものダイヤルがついています。前アイリス(機能的にはダウザー)、内部シャッター(完全暗転用)、カーボン送り棒、フォーカスです。光学的には平凸レンズスポットライトなので、光の大きさはアイリスではなく光源を前後することで調整します。
放電は直流でも交流でも起こせますが、直流の方が電弧が理想的な点光源に近かったと言われています。しかし交流の方が放電を維持するのが簡単だったようで、一長一短あったようです。


このKLS型は、カーボンアークスポットの中では比較的小型のもので、センターピンではなく、フロントサイド室などに置かれて補助的なフォロースポットとして使われたようです。
フォロー用にもかかわらず、ピンスポのような光学系ではなく、光学的にはただの平凸レンズスポットライトです。
よって、ピンスポに比べてシャープな(輪郭のクッキリした)明かりが出ないという意味で、「ソフトアーク」などと呼ばれていたようです。
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コメント
コメント一覧 (3件)
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1968年4月から1973年3月まで、丸茂のカーボンアークスポット使っていました。浪人時代から大学を卒業するまでの5年間。場所は赤坂。今は無き、ニュージャパンホテルの地下。「クラブ・ニュウラテンクオーター」の電気室。ショウタイムが長いときは、カーボンの交換が大変でした。やけどをしたこともあります。革製の軍手が欠かせません。卒業後、火災によるホテルの消失とともにクラブも消えました。しかし、この5年間は大きな財産となりました。可能ならば、生きているうちに、もう一度、アークスポットい触れてみたい。
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京都会館のフロントフォローで少なくとも1990年代まではあった筈です
読売ランドの水中バレエ劇場は最後迄アークピンを使っていました。クセノンピンを試したけど、アークピンの方が水中の通りが良いからだと言う事でした。
本番時間が短かったので途中でアーク棒を交換することはなかったです。
35年位前に九州のどこかにアークピンがありました。次の月に行く人にアークピンだよーと言ったのにその時には無かったそうです。交換したんですね。