【電線で考える舞台照明】VFF(ビニル平型コード)について

※「舞台照明で覚えておくべき電線一覧」も併せてご覧ください。

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【電線の名前】VFFvff.png

【正式名称】ビニル絶縁平形コード

【意味の区切り】V(ビニル)・F(平形)・F(コード)

【現場での通称】平打ち

【舞台照明での使用可否】不可だがそれなりに使われる

【許容電流(2芯)】

2sq : 17A(アンペア)

3.5sq : 23A

※sq=緕?(平方ミリメートル。電線の太さの単位)

※2sq未満のものも多く流通しているので注意

【コメント】

おそらく日常生活で一番よく見かける電線です。ホームセンターなどでも10m切り売りなどで簡単に手に入ります。

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外皮(シース)は本来ありませんが、市販の延長コード・タップなどは、薄い皮らしきもので包んだものが多いです(許容電流は変わりません)。

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↑薄皮のあるVFF

舞台照明における注意点としては2点あります。

1点めは、舞台照明的に最も危険な電線の1つであることを意識すること。

被覆がビニールなので熱に弱く、灯体の近くでの使用は危険が伴います。外皮(シース)も無いので、もし被覆が熱で溶けたらいきなり銅線が露出してしまいます。

また、踏みつけにも弱いので、床を這わせる用途にも向きません。

2点めは、許容電流に注意すること。

VFFは普通、2sqまでしか売っていませんが、許容電流は17Aです。このためC型20AやT型20Aの延長コードを作るべきではありません。

また、0.75sq(許容電流7A)や1.25sq(許容電流12A)のものも多く売られており、外見で見分けがつきにくいので、事故防止のため購入時に気を付けましょう。「12Aと15Aのコードが混ざっているから気を付けてください」なんて注意は、素人同士で引き継いでいくことは困難です。

ちなみに、赤黒や赤白のVFFが「スピーカーコード」として売られていますが、被覆の色が違うだけで中身は同じです。電源用として使っても特に問題ありません。

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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