舞台照明で使用する灯体のカタログや仕様書を読んでいると、「ビーム角: 10°~50°」といった表記に遭遇することがあります。これは一言でいうと「光の広がり具合」を示すスペックです。
目次
ビーム角 (1/2照度角)
フレネルレンズスポットライトのように、照射範囲の中心が最も明るく、周辺に行くにつれて暗くなっていくような灯体を想像してください。

このようなときに、中心照度の半分 (1/2) の照度になるまでの範囲のことを、ビーム角といいます。
フィールド角 (1/10照度角)
さらに、中心照度の1/10の照度になるまでの範囲のことを、フィールド角といいます。メーカーによっては、「1/10ビーム角」という呼び方を採用している場合もあります。
感覚的には……
感覚的には、
- ビーム角:「しっかり光が当たっている」と感じる限界範囲
- フィールド角: 「うっすら光が当たっている」と感じる限界範囲
と理解すれば良いと思います。
シュートのときに「ちゃんとおいしいところで取って」と指示されることがありますが、それは大抵の場合「ビーム角の範囲に照射対象物を収めて、しっかり光が当たっている感じにしなさい」という意味です。

プロファイルスポットライトや平凸レンズスポットライトのように、光の輪郭がくっきりしている灯体は、ビーム角とフィールド角がほとんど同じになります。
フレネルレンズの場合は、DFやQ-spotからも分かるように、
- ビーム角: 7°~40°程度
- フィールド角: 11°~50°程度
が相場であると言えます。地明かりを3灯でつなげる場合など、ビーム角とフィールド角の中間くらい (45°程度) で隣同士の灯体が重なるようにすると良いでしょう。
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