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丸茂電機 ECQ-III-7C 1kWエリプソイダルスポットライト

ぼちぼち一線を退いた感のある旧型エリスポ。
丸茂電機 ECQ-III-7C】です。
ecq-s.png
↑雑多な背景の場所で撮った写真を切り抜き加工してます
【機種名】 ECQ-III-7C
【メーカー】 丸茂電機
【製造年代】1980年~1990年代?
【レンズ径】6インチ
【適合電球】1000Wハロゲン電球/GYX9.5口金
【電球の例】JPD100V1000WB/G (縦巻きフィラメント)
【知名度】 ★★★☆☆ (独断と偏見による)
【小回り】 ★☆☆☆☆ (独断と偏見による)
【特徴】
・そろそろ「ソースフォーやリクリのご先祖様」と説明しないと伝わらない時代
・レンズ清掃が面倒
最尾部ソケット部分の脱落は勘弁してくれ
・同じシリーズにECQ-III-5C、ECQ-III-10Cがあり、ソースフォーやリクリで言うところの「度数」が違う
【コメント】
丸茂電機のエリスポと言えば、今はリクリ(RIKURI)シリーズ(2002年発売)ですよね。
リクリはソースフォーの影響を強く受けていますが、このECQはそれより前の時代、いかにも純国産のエリスポといった感じです。
ちなみにリクリは型番がECR-で始まっていて、型番的にもECQシリーズの後釜なんだろうなと推察できます。
私の照明仲間(大学生)たちには、「エリプソイダルスポット」「プロファイルスポット」等の分類名より先に「ソースフォー」「リクリ」等の商品名で覚えているやつらが結構いて、その場合「ソースフォーのご先祖様」と説明するようにしています(笑)
今年の初めくらいまでたまに「重いなあ」と言いながら使っていたのですが、最近、ソースフォーやソースフォーJr.を中古で安く仕入れて運用し始めたので、こいつは電球が切れたのをきっかけに使用休止中です。
こいつが一番輝いた時と言えばこれかなあ。
120519_1708~01
このブログのヘッダー画像にもなっているこれ。とあるコンサート系のイベントだったのですが、
月夜がモチーフのコンサートだったので、こいつ(ECQ)に#43を入れてわざとらしい満月を作っています。
でも、せっかくエリスポなのにカッターを全然活かしてないですね。もっと四角く照らす何かに使ってあげたかった。
【特徴】の項でも書きましたが、レンズ清掃は面倒です。小さなネジを4本外して、色枠受けの部分を外して、ようやくレンズチューブが出て来ます。ネジを失くさないように注意ですね。
それから、ソースフォーと同じく最尾部に電球のソケットがあるのですが、本体に固定する部分が板バネのようなものとなっており、経年劣化で効かなくなります。
そうすると振動や物がぶつかる等の原因で点灯中にソケットと電球が落下する危険があります。
ソケット部分にはバインド線等で補助固定をした方が良いです。
ところでこれにゴボを入れるにはどうすればいいんですかね。無知ですみません。


おまけ:新旧エリスポ対決?
sIMG_0619.jpg
左:ソースフォーJr.36°
右:ECQ-III-7C
うーん、比べるならリクリとか750W系(大劇場向け)のやつと比べろよと思わないでもないですが。
ソースフォーJr.はITOと比べるべきですかね(笑)

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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