【電線で考える舞台照明】RF(丸打ちコード)について

※「舞台照明で覚えておくべき電線一覧」も併せてご覧ください。

 

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【電線の名前】RF

【正式名称】ゴム絶縁丸打ちコード

【意味の区切り】R(丸形)・F(コード)

【現場での通称】丸打ちコード

【舞台照明での使用可否】不可だが昔はよく使われた

 

 

【許容電流(2芯)】

2sq : 17A(アンペア)

3.5sq : 23A

※sq=緕?(平方ミリメートル。電線の太さの単位)

※2sq未満のものも多く流通しているので注意

 

 

【コメント】

袋打ちコードと同じく、最近はめっきり出番が減ったコードです。VFFなどに比べて見た目が美しく、編み物部分に着色をしてオシャレにすることも可能なので、天井吊り下げの照明器具のコードとしてインテリア目的で若干生き残っています。

 

舞台照明では、袋打ちコードと同じく灯体に付属するコードにかつて使われていたほか、5.5sqなどのやや太いもの(単芯)が、強電パッチ盤のパッチコードとして使われていたようです。

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↑現存する強電パッチ盤と、丸打ちコードで作られたパッチコード

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この記事を書いた人

高校演劇~大学の学生劇団で照明を経験し、現在は会社員の傍らアマチュアで舞台照明を継続。第39回日本照明家協会賞舞台部門新人賞。非劇場空間の劇場化、舞台照明の歴史が得意。

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